愛知県一宮市のよしむら動物病院_ グリーンイグアナの代謝性骨疾患

よしむら動物病院

Yoshimura Animal Clinic.

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ページ更新日: 2010-07-29 /リニューアルサイト公開日:2008-01-22

グリーンイグアナの代謝性骨疾患

イグアナの代謝性骨疾患の主な症状

さらに、動物性蛋白が豊富な食餌を主食としたイグアナでは、LinkIcon背骨が湾曲する場合もあります。

幼若なグリーンイグアナの代謝性骨疾患  

 幼若なイグアナで最も多いMBDの状態は、栄養性二次性上皮小体機能亢進症です。 これはカルシウム不足、正常または低い量のカルシウムに伴う過剰なリンなどの不釣り合いな食事と紫外線の欠乏により引き起こされます。
 この症例では、飼育して半年以上たちますが、ほとんど体の成長は見られませんでした。食事は、肉、コオロギ、もやし、レタス、にんじんが主食になっていました。ガラス越しでしか直射日光を当てたことがなく、フルスペクトルのライトも使用していませんでした。 この結果、PTH分泌が増加し、骨中のカルシウムが血液中に移行します。骨は脆くなり、血液中のカルシウム濃度が上がり高カルシウム血症となります。高カルシウム血症が持続すると、軟部組織の石灰化がおこります。
 早期に認められる臨床症状のひとつは、下半身と尾を引きずって歩くことです。さらに症状が進行すると、体の躯幹全体を引きずるようになります。症状の進んだMBDでは、イグアナは体を持ち上げることができず、足だけが空回りするように引きずって動き回ります。
 もう一つの早期に認められる症状に、下顎骨の軟化があります。顎の強力な筋肉により、対称性に横へひろがり、長さが短くなります。また、線維性骨異栄養症にまで症状が進むと、外観上は長骨(特に大腿骨)は肉付きがよく、がっしり見えます。触ると、筋肉はぱんぱんに腫れ上がり、固い感じがします。LinkIcon(大腿部の腫脹)

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全身の骨の骨密度が低下しています。肺と胃の一部にカルシウムの沈着が認められます。

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左側の大腿骨および脛骨、腓骨の圧迫骨折と、右の腓骨の関節部分の骨折も認められます。

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代謝性骨疾患による大腿部の腫脹  

mbd1.jpg 肉付きが良くなったように見えるが、実際は、線維性骨萎縮による筋肉の攣縮です。痩せた尾の基部と骨盤付近と大腿部とのアンバランスに注目して下さい。
 この症例は、高蛋白食及びビタミンD過剰による腎性上皮小体機能亢進症が主症状です。

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背骨の異常のある代謝性骨疾患  

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 背骨の変形(3カ所)と、それに伴う肋骨の異常、手足(特に前肢)の骨密度の低下が認められます。
 幼若な時期に、高リンで、低カルシウムの虫を主体に飼育され、なおかつ紫外線照射が不足した環境で飼育されたイグアナです。

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